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お互い

   手袋をあたためる 手袋にあたためられて...

風の運ぶもの

   笑顔に触れた風は笑顔のうたを どんなに遠くても伝えるから 咲く花のように顔をあげて...

跳ねる子

   綿菓子の袋のようにポンポンと跳ねてくる 母さんと父さんの手のあいだにぶらさがり...

手始めに

   曇り空の灰色一色の片すみに それなら自分が色彩になる...

マフラー

   どこからかあたたかなぬくもりがおくられて 長い長いマフラーのつながるところ...

釣瓶落とし

するりと抜く 半身だけ夕焼け色のTシャツ 竿の地平線に夕陽埋もれる...

時間の鍵

   晩秋の朝陽の位置で輝く錠に いま謎解けたひとつの解 一本の時間の鍵をすべり入れる...

病後

   とにもかくにも光を浴びに外に出る また会えたねと花ひとつひとつが笑顔でむかえる...

乱れ咲く

   乱れ咲く花を光のように浴びながら ここはどこだろうと 声をあげて目を覚ます...

彫刻刀

   言の葉を鋭い彫刻刀にみたてては 今日という日の版画を楽しむ...

テクニック

   ガラスキの電車の車両を 特大のスノボーにみたてバランスをとるヘッドフォンたち...

紫式部

   木枯らしを寄り添うようにさけながら 紫式部光る汗だよおしくらまんじゅう...

風車

   風でまわる大きな羽があるのならば 夢でまわる透明な羽がきっとあるはず...

影は

   影は汚さない 影はとどまらない でもだれかがこころの片すみで しっかりとつかんでいる...

三日月

   来たときも行くときもなにも持ってはいないのだから 霜月の宵に銀の三日月 目を細めて輝く...

七五三

  紅のさざんかの花に見守られ 朝陽のように輝く笑顔 両手にしあわせ七五三...

記念日

記念日のいつもの道をただ通う あたたかな背中を感じ 振り向けば満面の笑み朝陽...

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ゆめごろ

Author:ゆめごろ
 
詩とこころのサイト「夢頃」管理人です。

メールマガジン「こころのこびん
毎週日曜日に配信中です。

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